初任給の設定や同業他社の賃金の状況等、中小企業の経営者にとっては気になるところだと思います。
時給換算で最低賃金以上にすることは当然ですが、人手不足の現状ではそれだけではなかなか就職希望者は集まらないかもしれません。
もちろん会社ごとに予算がありますから、多く出せばいいというわけでもないわけです。
私も仕事柄よく賃金の相談は受けますが、よく参考にするのが東京都が発表している「中小企業の賃金事情」です。
現在平成27年分が発表されています。
業種ごとにも細かく分類されているのでわかりやすいです。
今回の調査結果の概要としては、以下のように発表されています。
- 所定時間内賃金は346,678円、所定時間外賃金は32,752円
- 初任給は高校卒176,222円、高専・短大卒187,293円、専門学校188,355円、大学卒204,143円
- 過去1年間の賞与は894,055円
- 月間所定時間外実労働時間は男性15時間38分、女性9時間21分
- 年次有給休暇の取得日数は年間8.7日
参考
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2015/12/60pco200.htm